「twitterでも参加できるネット審議会」という報道について

2月12日(金)の日経新聞朝刊に、「IT政策、ネットで議論 経産省、国民の意見吸い上げ」という記事が掲載され、この中に、twitterでも参加できるネット審議会との記載がありました。
このことについて、ブログやtwitterでも多数とりあげられていましたので、twitterとの関係について説明させていただきます。

今回の新アイディアボックスでは、(これは、「アフターアイディアボックス」から引き継がれた機能ですが)、(1)投稿されたアイディアをもとにtwitter上でつぶやく、(2)twitter上の#openmetiのつぶやきがサイト上に表示される、といったtwitterとの連携機能が強化されています。
これは、議論の場をアイディアボックス内だけに閉じるのではなく、ソーシャルメディアとの連携機能の強化により、ネット全体に議論の輪が広がっていくようにすれば、より多くのアイディアが生まれてくるのではないかと考えたためです。
実際、昨年のアイディアボックス実験の際にも、「アイデアボックスとTwitterを組み合わせたサイトのご提案」とのアイディアが寄せられていました。

一方、実際の政策プロセスに還元していくためには、議論を集約していくことも重要です。ネット全体で行われている議論を全て扱うのは困難であり、このため、やはり議論の会場を絞ることも必要になってきます。

今回の、情報経済分科会に国民のアイディアをインプットする試みでは、最終的に分科会に報告されるアイディアは、アイディアボックスに投稿されたアイディアになります。その意味では、アイディアボックスに投稿いただかないアイディアについては、分科会で捕捉されません。
しかし、具体的な「アイディア」という形になる前段階として、思いつきなどをtwitterブレインストーミングし、それをもとに新たなアイディアが生まれ、アイディアボックスに提出されるというプロセスが発生すれば、非常に有意義なものになると思いますので、ぜひ、アイディアボックス以外の場においても議論をもりあげていただければと考えています。

なお、23日のアイディア募集開始までの間、アイディアボックスのプレオープンサイトでは、「twitter前夜祭」と称して、ハッシュタグ#openmetiで書かれたつぶやきが表示されるようになっています。ぜひ、オープン前の準備体操として、twitter上でアイディアの種をご議論いただき、オープン後には生まれてきたアイディアを投稿いただければと思います。よろしくお願いいたします。